2022/10/11
どれを選択するべき? ECサイトの種類をご紹介
ECサイトには、取引形態や構築方法の異なる複数の種類があります。自社に合うECサイトの種類を選ぶためには、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
この記事では、ECサイトの種類や、自社に合った種類を選ぶためのポイントについて解説します。ECサイトの立ち上げを成功させたい企業の担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
企業が運営するECサイトの取引形態には、次のような種類があります。
BtoB
「Business to Business」の略称です。企業が企業を対象として運営するECサイトが含まれます。
BtoC
「Business to Consumer」の略称です。企業が個人の消費者を対象として運営するECサイトが含まれます。
DtoC
「Direct to Consumer」の略称です。企業が自社で企画・製造した商品を消費者に直接販売するECサイトが含まれます。
これらのほか、Webサイトやアプリなどのプラットフォームを通じて行われる個人間取引はCtoCと呼ばれます。
ECサイトの主な構築方法は、以下の2種類です。
ショッピングモール型ECサイト
ECモールサイトのプラットフォームを借りる形で構築するECサイトはショッピングモール型と呼ばれます。ショッピングモール型ECサイトは、自社のショップを出店するタイプのテナント型と、出品のみ可能なマーケットプレイス型の2種類に分類することが可能です。
自社ECサイト
ECモールサイトのプラットフォームを利用せず、独自に構築するECサイトは自社ECサイトと呼ばれます。自社ECサイトはショッピングモール型ECサイトと比べて、システムやデザインなどの自由度が高い点が特徴です。
自社ECサイトは、構築方法によって以下のような種類に分類されます。
ASP型ECサイト
ASP型は、ECサイトの構築サービスを提供しているプラットフォームにログインして管理・運営するタイプのECサイトです。ECサイトに必要な機能が用意されているため、簡単に利用できます。ただし、カスタマイズ性が比較的低い点に注意が必要です。
SaaS型ECサイト
SaaS型ECサイトも、ASP型と同様に、サービス提供企業が用意したシステムにログインして管理・運営ができます。SaaS型はECサイトを簡単に構築できることや、導入・運営コストを抑えやすいことがメリットです。サービスの種類によっては、カスタマイズ性が制限される場合があります。
オープンソース型ECサイト
オープンソース型ECサイトは、公開されているソースコードを用いて構築するタイプのECサイトです。無料で利用でき、カスタマイズも可能な点がメリットとなっています。ただし、プログラミングやシステム開発、セキュリティ対策などの知識が必要です。
パッケージ型ECサイト
パッケージ型ECサイトは、パッケージとして提供されている基本機能をもとに構築するタイプで、技術があれば独自性の高いサイトを効率的に構築することが可能です。ただし、システムの管理や保守などを自社で行う必要があります。
クラウドECサイト
クラウドECサイトは、サービス提供企業のサーバー上に構築するタイプのECサイトです。アクセス数が多くても対応できることや、管理や保守の手間がかからない点がメリットとして挙げられます。一方、ソースコードは公開されていないため、カスタマイズに制限がある点がデメリットです。
フルスクラッチ型ECサイト
パッケージや既成のサービスなどを使わず、全ての機能を自社で開発したECサイトはフルスクラッチ型と呼ばれます。プログラミング技術さえあれば、自社の求める機能を柔軟に実現できることがメリットです。一方、開発期間やコストがかかる点や、高度なシステム開発スキルを求められる点などがデメリットとなっています。
自社に合ったECサイトを選ぶためには、最初に目的を明確にすることが重要です。ECサイトで販売したい商品や販売形態などによって、最適な種類は異なります。
また、目標とする月商や事業規模もポイントです。大量のアクセスや顧客数、商品点数を扱いたい場合、より高機能なサービスを選ぶ必要があります。
ECサイトの種類を選ぶ際は、自社の業種や目標とする事業規模に近いEC実績のある企業に相談・依頼することも選択肢の一つです。信頼できる企業からのサポートを活用しながら、自社の目的に合うECサイトを構築しましょう。
ECサイトには複数の種類があり、求められる技術やカスタマイズできる範囲、対応できるビジネス規模などは様々です。大きく分けてショッピングモール型と自社ECサイトの2種類があり、構築方法などによってさらに細かく分類されます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握し、自社の目的に合うECサイトの種類を選びましょう。
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